英語の動詞には自動詞と他動詞があります。
自動詞は、目的語を必要としない。
単語単体で意味が伝わるものです。
他動詞は、目的語を必要とする。
目的語があって本来の意味が伝わる動詞です。
何をそうするというもので、何をというのが目的語にあたる。
さらに、補語を必要とするものは完全自動詞、完全他動詞、
補語を必要としないものは、不完全自動詞、不完全他動詞というものに分類される。
自動詞
目的語を必要とする動詞
使われる文型 | 説明 | |
---|---|---|
完全自動詞 | SV | 目的語も補語も必要としない |
不完全自動詞 | SVC | 補語だけを必要とする |
他動詞
目的語を必要としない動詞
使われる文型 | 説明 | |
---|---|---|
完全他動詞 | SVO, SVOO | 目的語だけを必要とする |
不完全他動詞 | SVOC | 目的語も、補語も必要とする |
例文
完全自動詞
e.g.)
I walk to school.
- ---- ---------
S V M
to school
は、修飾語で、動詞(歩く事)を修飾(追加説明)しているだけなので、
修飾語がなくても、私は歩いているという文は成り立つ。
I walk.
- ----
S V
不完全自動詞
e.g.)
You look old for your age.
--- ---- --- ------------
S V C M
もし、old
という、補語がなくなると、
あなたは歳を取っているように見える。という本来の意味が伝わらなくなってしまいます。
ただ見ている様を表現するような文になってしまうので、補語が必要だという事がわかるでしょう。
完全他動詞
目的語になるのは、名詞のみです。
e.g.)
I watch baseball games.
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S V O
e.g.)
You eat launch.
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S V O
目的語を、持っている場合が他動詞になっている事に注意してください。
(あなたは昼食を食べる)
以下は、目的語ではなく修飾語なので、自動詞として使われている。
(あなたは多く食べる)
You eat a lot.
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S V M
不完全他動詞
目的語も、補語も必要な動詞。
e.g.)
You make me a good actor.
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S V O C
補語が無いと、私がどうなったのかわからない文章になってしまいます。
e.g.)
I find you a very interesting.
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S V O C
上記は不完全他動詞。(あなたが面白い人だと分かる)
以下は、補語を使ってないので完全他動詞となります。
(あなたに、いい家を見つける)
I find you a nice house.
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S V O O
補足
目的語
目的語(Object)になるのは、名詞のみ。
動詞のための目的になる。
補語
補語(Complement)になるのは、名詞か形容詞のみ。
おしまい
英語の文型によって、
動詞がどういう役割をしているのかが分類されているのかが分かります。
動詞は、自動詞と他動詞どちらにもなる単語があり、
自動詞と他動詞で、微妙に意味が異なります。
文型を正しく理解することで、どちらの意味で使われているのか判断することが出来るでしょう。